準備編

Draw Smiles!

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■「なんとなく似てる」とは。
「あ〜、なんとなく似てる」ぐらいのゆるい似顔絵って、描こうと思えば誰でも描けると思うんです。かなりリアルで、特徴もしっかり捉えてて「ぉお、すげぇ似てるぞ!」って感じのが描けたら嬉しいですが、「あ〜それっぽいかも」くらいが描けるようになることを望まれてる方が多いんじゃないでしょうか。

一つ描いてみますと、こんな感じ。誰だか分かります?

源さん1
今、ガッキーとの結婚で話題の星野源さん。(おめでとう、源さん、ガッキー。)

「あ〜、ぽい」でしょ?

すんごいフワッと「星野源さんって確かこんな感じ」だけで描いています。
「その『確かこんな感じ』っていうのが描けないんだって」というのが多くの人の悩みポイントだと思いますので、その「こんな感じ」を捉える方法と実際の描き方を超ざっくり編とちょっとていねい編の2パターンでまとめていこうと思います。

もうちょっと、ちゃんと描くとこんな感じです。

源さん2
さっきより、本物に近づいてる(はず)。
おさえるポイントをおさえていけば、それなりに似てる似顔絵になります。

ちなみに、ここでは「特徴的な部分をめっちゃ強調させるタイプの似顔絵」ではなく、「適度に似ている似顔絵」を目指しますので、強調させるタイプの似顔絵を目指したいな〜という方はコチラの似顔絵イラストレーターさんの研究サイトがいろいろ紹介されていて良いかと思います。

『やすしの似顔絵研究所』https://ekaki-yasushi.com/suga-isba-nigaoe/


■準備編
写真を用意しましょう。準備はこれだけです。

あとは紙とペンがあれば良いです。
動いている本人を目の前にサラッと描けるなら言うことないですが、顔の向きも表情も変わるし、結構難しいです。なので似顔絵を描きたい人の画像を用意しましょう。可能なら写真はたくさんある方が良いですし、笑った顔など表情が出ている顔の方が良いです。

ちょっと堅い話をするなら、人はそれぞれ表情筋の使い方が違うから、というのがあります。
笑うときにエクボができる人。口角が片側だけ上がる人。怒った時に眉が動く人。びっくりした時に目をまん丸に見開く人。無表情のときはそれほど人の顔の印象に差異はありませんが、笑ったり、怒ったり、驚いたりしたとき、格段に大きくなります。表情が出ている顔はその人らしさが強調されているので、(もちろん表情筋があまり動かない人もいますがそれもその人らしさですね)表情のある写真を用意した方が良い似顔絵に仕上がると思います。

ではでは、準備ができたら本編に移ってまいりましょう。